コラーゲンとエラスチンの役割 — エイジングケアの基本を知る

「コラーゲンが大事」ということは多くの方がご存じでしょう。しかし、コラーゲンが肌の中でどのような役割を果たしているのか、コラーゲンと同じくらい重要な「エラスチン」という成分を知っているか、と問われると自信を持って答えられる方は少ないかもしれません。

コラーゲンとエラスチンは、肌のハリと弾力を支える真皮層の「2大タンパク質」です。この2つが十分に存在する肌は若々しくハリのある状態を保てますが、加齢や紫外線の影響で減少すると、たるみ・シワ・毛穴の開きといったエイジングサインが現れ始めます。

本記事では、コラーゲンとエラスチンのそれぞれの役割、加齢による変化のメカニズム、そしてこの2つのタンパク質を守り・増やすための具体的な対策を、食事・生活習慣・エステの施術の3つの観点から解説します。エイジングケアの基本を理解し、若々しい肌を長く保つための知識を身につけてください。

コラーゲンとエラスチン — 真皮層の2大タンパク質

肌の構造をおさらい

肌(皮膚)は表面から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。ターンオーバーが行われるのは最も外側の表皮ですが、コラーゲンとエラスチンが存在するのはその下の「真皮」です。真皮は表皮を下から支える土台のような役割を持ち、肌の厚さの約90%を占めています。真皮がしっかりとしたハリと弾力を持っていれば表皮もピンと張った状態を保てますが、真皮のハリが失われると表皮もろとも下がってしまい、これがたるみやシワとして現れるのです。

真皮を構成する3つの要素

真皮は主に「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」の3つの要素で構成されています。真皮の約70%を占めるコラーゲンが構造的な強度を提供し、約2〜5%のエラスチンがコラーゲン繊維をつなぎ合わせて弾力性を付与し、ヒアルロン酸がその隙間を水分で満たして潤いを保持しています。この3つが適切なバランスで存在することが、若々しい肌の条件です。そしてこれらを産生する「線維芽細胞」という細胞が、真皮の健康を支えるキープレイヤーです。

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コラーゲンの役割 — 肌の「土台」を支える

コラーゲンは肌の「骨格」

コラーゲンは3本のアミノ酸鎖がらせん状に絡み合った「三重らせん構造」を持つタンパク質で、非常に高い引張強度を備えています。真皮の中でネットワーク状に張り巡らされたコラーゲン繊維は、肌の「骨格」のような役割を果たし、肌の形状を維持する構造的な土台として機能しています。建物にたとえるなら、コラーゲンは「鉄筋」にあたります。鉄筋が劣化すれば建物が傾くように、コラーゲンが減少すれば肌はたるみ、シワが刻まれていくのです。

コラーゲンの合成にはビタミンCが不可欠

体内でコラーゲンを合成するプロセスには、ビタミンCが不可欠な補酵素として関与しています。ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成が滞り、肌のハリが低下するだけでなく、傷の治りが遅くなるなど全身に影響が及びます。コラーゲンを「食べる」ことよりも、コラーゲンの「合成材料」であるタンパク質とビタミンCを十分に摂取することの方が、体内のコラーゲン産生を高める上では合理的なアプローチです。

肌の断面図のイラスト的なイメージ。もしくはスキンケアをしている女性のフェイスアップ

エラスチンの役割 — 肌に「弾力」を与える

エラスチンは肌の「バネ」

エラスチンは「弾性繊維」とも呼ばれるタンパク質で、その名のとおり弾力性(エラスティシティ)を担っています。コラーゲン繊維同士をつなぎ合わせるように配置されており、肌が引っ張られたり押されたりしたときに元の形に戻す「バネ」のような機能を果たしています。頬を指で押して離したときにパッと元に戻るのは、エラスチンの弾性のおかげです。

エラスチンはコラーゲン以上に再生が難しい

エラスチンは真皮中の含有量がコラーゲンの約2〜5%と少なく、一度壊れると再生が非常に難しいタンパク質です。コラーゲンは線維芽細胞によって継続的に産生されますが、エラスチンの産生は成長期にピークを迎え、加齢とともに急速に低下します。そのため、エラスチンは「壊さないように守る」ことがコラーゲン以上に重要です。紫外線や喫煙によるエラスチンの破壊は取り返しがつかないダメージとなるため、予防が何より大切なのです。

加齢でコラーゲンとエラスチンはどう変化するか

20代後半から始まる減少

コラーゲンの産生量は20代後半をピークに徐々に減少し始め、30代以降は年に約1%ずつ減少するとされています。40代になると20代のピーク時と比較して約30%減少しているという報告もあります。エラスチンに至っては、加齢による減少がさらに顕著で、40代以降は急速に弾力が失われていきます。この減少が目に見える形で現れるのが、フェイスラインのたるみ、ほうれい線、目元の小ジワ、頬のたるみ毛穴なのです。

紫外線による「光老化」が減少を加速させる

コラーゲンとエラスチンの減少を加速させる最大の外的要因が紫外線、特にUV-Aです。UV-Aは真皮層にまで到達し、コラーゲンとエラスチンを直接破壊する酵素(MMP:マトリックスメタロプロテアーゼ)の産生を促進します。この紫外線によるダメージの蓄積を「光老化」と呼びます。紫外線を浴びた肌とそうでない肌では、同じ年齢でもコラーゲンとエラスチンの量に大きな差が生まれます。エイジングケアにおいて紫外線対策が最重要とされるのは、このメカニズムに基づいています。

喫煙と生活習慣の影響

喫煙はコラーゲンの分解を促進し、同時にコラーゲン合成に不可欠なビタミンCを大量に消費します。タバコ1本あたり約25mgのビタミンCが失われるとされており、これは大人の1日の推奨摂取量(100mg)の4分の1に相当します。また、過度な飲酒、睡眠不足、偏った食生活もコラーゲンとエラスチンの産生を低下させる要因です。美肌のためには、スキンケアだけでなく生活習慣全体を見直すことが不可欠です。

ビタミンCが豊富な果物や野菜が並んだイメージ。柑橘類・キウイ・ブロッコリーなど

コラーゲンとエラスチンを守り・増やすための対策

対策①:紫外線対策を365日徹底する

コラーゲンとエラスチンを守るために最も重要な対策が、年間を通じた紫外線対策です。日焼け止め(SPF30以上、PA+++以上)の毎日の使用、帽子や日傘の活用を習慣化しましょう。曇りの日でもUV-Aは地表に到達しているため、天候に関係なく対策が必要です。20代から紫外線対策を徹底している方と、そうでない方では40〜50代の肌の状態に驚くほどの差が生まれます。「今からでも遅くない」という気持ちで、今日から対策を始めてください。

対策②:コラーゲン合成をサポートする食事

体内でコラーゲンを効率よく合成するには、材料となる「タンパク質」と合成を助ける「ビタミンC」の両方を十分に摂取することが重要です。タンパク質は肉・魚・卵・大豆製品から、ビタミンCは柑橘類・キウイ・ブロッコリー・パプリカなどから摂取できます。また、鉄分(レバー・ほうれん草)もコラーゲン合成に必要な栄養素です。コラーゲンドリンクやサプリメントを摂取する方も増えていますが、科学的な有効性はまだ議論が分かれる段階であり、まずは日常の食事から必要な栄養素を摂ることを優先しましょう。

対策③:エステの施術でコラーゲン新生を促進する

エステの施術の中でも、コラーゲンとエラスチンの新生に直接的に働きかけるのがサーマルスタンプとフォトフェイシャルです。サーマルスタンプは高周波の熱刺激により線維芽細胞を活性化し、新しいコラーゲンとエラスチンの産生を促進します。フォトフェイシャルのIPL光も、真皮層に熱を届けることでコラーゲン新生を促す副次的な効果があります。食事や生活習慣だけでは補いきれない加齢によるコラーゲン減少に対して、エステの施術は物理的なエネルギーで直接アプローチできる有効な手段です。

当社では、サーマルスタンプを初回100ショット6,400円、フォトフェイシャルを1回4,500円で提供しており、いずれも完全都度払い制でお試しいただけます。コラーゲンの新生には3〜5回の施術を継続するのが効果的ですので、まずは1回体験してから継続をご判断ください。

関連記事: 『たるみ・小ジワに悩む30代からのサーマルスタンプ入門』

対策④:質の良い睡眠を確保する

コラーゲンとエラスチンの産生は、成長ホルモンが分泌される深い睡眠の時間帯に最も活発になります。6〜7時間の質の良い睡眠を確保し、就寝前のブルーライト(スマートフォンやPCの画面)を控えることで、成長ホルモンの分泌を最大化できます。「美肌は夜つくられる」という言葉は、科学的にも裏付けのある真実なのです。

まとめ

コラーゲンは肌の「土台」として構造的な強度を提供し、エラスチンは肌に「弾力」を与えるバネの役割を果たしています。この2つのタンパク質が真皮層に十分に存在することが、若々しくハリのある肌の条件です。しかし、加齢と紫外線の影響で両者は確実に減少していくため、紫外線対策の徹底、コラーゲン合成を支える食事、エステの施術によるコラーゲン新生の促進、質の良い睡眠という4つの対策を組み合わせたトータルなエイジングケアが重要です。

当社エステサロンvijuでは、コラーゲン新生に直接働きかけるサーマルスタンプとフォトフェイシャルを完全都度払い制でご提供しています。「最近たるみが気になる」「ハリがなくなってきた」とお感じの方は、真皮層のコラーゲンとエラスチンの減少が原因かもしれません。カウンセリングでお客様の肌状態を丁寧に診断し、最適なエイジングケアプランをご提案いたします。東京都小平市にて、お気軽にお越しください。

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用語

解説

コラーゲン

真皮層の約70%を占めるタンパク質。三重らせん構造を持ち、肌の構造的な土台を形成する。

エラスチン

真皮層に約2〜5%存在する弾性タンパク質。コラーゲン繊維をつなぎ、肌に弾力を与える。

真皮層

表皮の下にある肌の層。コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸で構成される。

線維芽細胞

真皮層でコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を産生する細胞。エイジングケアのキープレイヤー。

ヒアルロン酸

真皮層で水分を保持するゲル状の物質。1gで約6リットルの水を保持できるとされる。

光老化

紫外線の長期的影響による肌の老化。自然な加齢より深いシワやたるみを引き起こす。

MMP

マトリックスメタロプロテアーゼ。コラーゲン等を分解する酵素。紫外線で産生が促進される。

三重らせん構造

3本のアミノ酸鎖がらせん状に絡み合ったコラーゲン特有の構造。高い引張強度の源。

サーマルスタンプ

高周波を点状照射して線維芽細胞を活性化しコラーゲン新生を促す施術。

フォトフェイシャル

IPL光で肌全体を照射する施術。シミ改善に加え、コラーゲン新生の副次効果もある。